痛みのカウンセリング・心理療法
慢性疼痛のオンライン認知行動療法
原因不明と言われた
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「原因不明」の病態へ
向き合うことを絶対にあきらめない
このホームページに辿り着いた方は、恐らく慢性の痛みの治療をする中で傷ついた経験、納得いかない経験をされたことがある人が多いのではないかと思います。「原因不明」「脳の誤作動」「うつではないか」「運動不足」、こういった説明を受けたことがある人が多いかもしれません。
納得いかないに決まっています。夏場にエアコンが壊れて業者を呼んだのに、検査の結果「使いすぎですね、自然に治るまで様子見ましょう」と言って帰っていくようなものです。
あなたのイライラは間違っていません。
世の中、原因のない結果、は存在しません。症状がある以上どこかに必ず原因があります。それが、現在の画像検査では「見えない」というだけです。もっと具体的にいえば、痛い場所に原因はない可能性が高い、というだけで、気のせいでは決してありません。痛みの機序はものすごく複雑です。筋肉、骨、神経、脳、自分を取り巻くあらゆる環境、様々な原因が複動的に絡み合っています。少なくとも痛みを感じる部分は脳であり、情動をつかさどる場所です。ストレスだけで痛みが生じると結論付けるのも極めて乱暴です。
様々な原因がある中、状態を正確に理解し、できることを模索し、徐々に痛みのコントロールをつけていきましょう。必ずどこかに糸口があります。そこを一緒に探していきましょう。
これをすれば慢性痛が治る、なんて簡単な治療法は絶対にありません。
この体操が良い、この薬が良い、この心理療法で治る、そんな簡単なものではありません。
論文をたくさん書いたから良い治療ができる、優しいから良い治療ができる、そんなこともありえません。
どんなに勉強しても努力しても、皆さんがこの人に会えてよかった、と思えなければなんの意味もないです。
主役は常に患者さんです。
希望を探しながら真剣に痛みに向き合っていく果てしない作業ですが、必ず伴走します。私は治るまで諦めません。
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